プラモデルの作り方 Hatena版

プラモデルの作り方を紹介します。

1/100 リアルタイプ ガンダムの製作

プラモデルのブログをヤフーブログでやっていたのですが、閉鎖されるので移行先を模索中です。

試しにHatenaのIDを作って記事を投稿してみました。

 

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 バンダイ製のプラモデル「1/100 RX-78 リアルタイプ ガンダム(1982年3月発売)」を作った時の記録です。

この製品は「1/100 RX-78 ガンダム(1980年7月発売)」の成型色を変えてデカールを加えただけのキットです。
 

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箱絵はこんな感じで格好良いです

 

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先ず仮組して全体像を確認しておきます。
主に木工用ボンドを使って組んでみました。
 

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画像からは読み取れないかもしれませんが、脚は膝が曲がるだけで腿付根と足首は固定で動きません。
 

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格好悪いし合いも悪いです。
金型が劣化しているせいなのか、全体に傷だらけです。
1/100スケールのガンプラ史上最悪のキットだと思います。
 

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改造は胸部から始める事にしました。
左右方向の両端を3ミリ程カットしました。
これで胸幅が6ミリ縮まります。
あとプラ板コアファイターのキャノピー付近のカバーを作りました。
 

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両端を3ミリづつカットしたのですが、切り取った部位の側面のみを残して、腕取り付け用のポリキャップを取り付けました。
 

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胸部に接着しました。
スキマが沢山できるので、プラ板の切れ端を接着して塞いでおきました。
接着剤が乾くまで数日放置したらパテを盛って均らします。
 

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瞬間接着剤をパテ代わりに盛って改造した部分を平滑にしました。
 

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コックピット辺りに付けたカバーとコアファイターの屋根が干渉して合体できない事が判明しました。
写真のコアファイターは、昔作った色違いキットのものです。
 

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潔く変形を諦める事にしてコアブロック形態固定にします。
上写真のように機首を凹部にめり込む感じに加工しました。
 

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パンツ部分と合体。
フンドシ上面の切り欠きは不要になったのでプラ板で塞ぎました。
 

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胸部も合わせるとこんな感じです。 
 

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脚部の工作に進みます。
可動部が膝だけなので、きおつけ姿勢しか出来ません。
固い姿勢はロボットらしい気もしますが、ガンダムには似合わないと思います。
 

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足首を動くようにします。
ケガキ針で筋を入れてからエッチングソーで切り離しました。
 

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足内部にポリキャップを取り付けました。 
 

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脛側にもポリキャップを入れました。
これで足を抜き差しできますし、二重関節としても機能します。
 

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腿付根はこんな構造です。
ここにも可動部を設けます。
 
股関節を作って脚が動かせるようにします。
腿を接着する部分を切り取って上写真のような可動部を作りました。

 

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腿内部は上写真のようにしました。
ポリキャップの固定に遊びを持たせて、僅ですが前後方向に動かせるようにしました。

 

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さし込むとこんな感じになります。 

 

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膝関節の加工をします。
塗装をしやすくしたいので、抜き差しできるようにします。
上写真のように、軸になる部分をカットして切り欠きを設けました。
 

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膝側の軸受け部分にポリキャップを固定します。
小さいポリキャップで頼りないので内外の両側に取り付けました。
 

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軸は3ミリのプラ丸棒で作りました。
T字型になっているのは周り止めの為です。
これで、パチンとはめ込む事ができるようになりました。
 

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腕の工作に進みます。
肩関節の軸は4ミリのプラパイプをT字型に接着して作りました。
上写真のようにヘタリ対策のポリキャップを固定しました。

 

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 肘関節の軸が露出していて見栄え悪いので、0.5ミリプラ板を丸く切って接着しました。 

 

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肘関節軸とプラ板が干渉しないように軸を短く削りました。 

 

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前腕の袖口をカットして、手を取り付ける為のポリキャップを固定しました。
ついでに、長すぎる気がしたので2ミリくらい前腕を切り詰めしました。
 

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上写真のように肩アーマーの上面が水平になるように加工しました。
左が加工前、右が加工後です。
 

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頭部も少し加工します。
塗装しやすいように、顔と首をエッチングソーで切り離しました。
顔ですが、目の下の赤く塗る部分の露出が多い感じがするので、鼻と口を覆うカバーの上側にプラ板を貼ってみました。
 

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なかなか良い感じになってきました。 

次は塗装準備と申しますか下地作りに進みます。

 

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金型劣化のせいなのか元から傷だらけのキットなのに加えて改造も行っているので、念入りに下地処理をしました。
サーフェーサー→溶きパテ→ヤスリがけ→またサーフェーサーといった作業を繰り返しました。
 

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上塗り塗装が概ね終わりました。
仕様色のレシピを書いておきます。
リアルタイプですので、主に実在したAFVで使われた色を選んで使用してみました。
黄色はMrカラー39番のダークイエローです。
茶色はMrカラー41番のレッドブラウンです。
緑色はMrカラー70番のダークグリーンです。
肩と胸の黒っぽい色は、Mrカラー40番のジャーマングレーです。
ここまでの4色は大戦中のドイツ軍の色です。
腕と脚のグレーは、Mrカラー13番のニュートラルグレーを使う予定でしたが、手持ちが無かったので似た色を自家調合しました。  
頭部のグレーは、腕と脚のグレーより明るい色を自家調合しました。 
目はMrカラーの蛍光イエローです。
 
ここから完成写真です。↓
 

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デカールを貼って、つや消しクリアーでトップコートしました。
ビームサーベルは、適当にカットして木工用ボンドで接着してあります。
先ず本体完成です。
 

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斜めからも撮っておきます。

 

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次はシールドとビームライフルを仕上げます。
 

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頭部について少し説明します。
チョンマゲみたいな所の赤(メインカメラらしい)は、材質不明の赤い透明プラ板があったので、それを適当に切って木工用ボンドで接着しました。
それからスリットや機関砲の穴はモールドが甘くて上手くスミ入れ出来ないのでアクリルガッシュの黒色で描く感じで色サシしました。
 

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チョンマゲの後ろ側の赤も前と同様にしました。
ランドセルの凹線には、タミヤエナメルで薄くスミ入れしてあります。
 

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ビームライフルは、キットのままです。
モナカ分割なので合わせ目消しが面倒くさかったです。
適当なグレーで塗装してタミヤエナメルで薄くスミ入れしました。
黄色の部分は最小限のマスキングをしてエアブラシでシュっと塗りました。
 

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シールドの裏側は黒単色にしました 
 

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親切のつもりなのかシールドの縁は別部品になっていました。
しかし合いがメチャクチャ悪いので、ありがた迷惑ですね。
ラッカーパテを使ってある程度は平滑にしましたが不完全です。
塗装は、グレー→茶色→黄色の順で塗りました。
本体同様にデカールを貼ってからつや消しクリアーでトップコートしました。
 

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シールドとビームライフルを装備しました。
くるっと一周撮影してみます。
 

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これで「 1/100 RX-78 リアルタイプ ガンダム(1982年3月発売) 」は完成です。
製作開始は5月末ですので約三か月の製作期間ですね。
古いキットでしたが今までに作ったガンプラで一番格好良いような気がしています。
 
私事ですが、このキットが完成した事で、積みガンプラが無くなりました。
今日はここまで。